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サファイヤ Sapphire 9月の誕生石

■宝石ことば:誠実・信仰・高潔・貞操
■パワーストーン・守護石
サファイヤは持っているだけで健康が回復。持ち主を裏切ることがあればその力を失わせ、闘争心を消し、人とのハーモニーを高める石だと言われています。この石を身に着けているとよこしまな考え方を消すことができるので、古来から永久の平和を願う人たちが持つにふさわしい石とされてきました。
サファイヤはブルー以外にもカラーバリエーションが豊富。コーンフラワーブルー(矢車草の花の青)と賞され、ビロードのような潤んだ色合いが最高です。次にロイヤルブルーといわれる深みのある青色が高い評価を受けています。

■鉱物名:天然コランダム
■宝石名:サファイヤ(通常、色の改善を目的とした加熱が行われています。
その宝石がもっている潜在的な美しさを引き出す目的でほとんどのサファイアは加熱が行なわれています。宝石が生成される過程において自然界で、地球の地熱、圧力などを受け、同じコランダムでもさまざまな因子が絡み合って宝石の色が形成されます。赤色をルビーと呼びサファイアはブルー、グリーン、ピンク、イエロー、オレンジなど実にさまざま色相の宝石を生み出します。
その宝石がもともと綺麗になりうる資質を持ちながら開花しない状態で人間の手によって掘り出されたものを「加熱」する事で、自然界で地熱をうけ美しくなりうる資質を人的に手助けすることで綺麗に開花させています。この加熱技術により、美しいサファイアが手頃な価格で入手できるようになりました。もちろん宝石に美しくなる潜在的な資質が備わっていなければ、加熱を行っても改善の効果は見られません。世界で流通しているほとんどのサファイアは加熱が行われており、国際的にも許容できる範囲の加工として認められております。極めてわずかですが、非加熱のサファイアも存在します。その検証には高度な分折機器での検査が必要となります。
■パパラチャサファイア
サファイアの中でも極めて希少性の高い色にピンクとオレンジの中間的色相を持ち、独特の色合いを誇る石で別名「パパラチャ」と呼ばれ高い評価を受けています。
注意:近年、ピンクサファイアに外部からの元素の拡散加熱処理を行いパパラチャ色にする技術が確立されましたが価値評価が大きく違うことから明確に区別しております。この場合、パパラチャとは呼びません。

■スターサファイア
サファイアの中でルチルの微細な針状結晶(シルク・インクルージョン)が密度高く包有している石をカボション・カットするとアステリズム(スター効果)を示すものをスター・サファイアと呼ぴます。この交差する3本の光の線は希望、信頼、運命を表すと言われます。
★スター・サファイアは加熱加工等が行われていません。
■経年変化
サファイアは長期間の使用においても、経年変化の発生は報告されていません。
■加熱の目的
サファイアは「余分な色味の除去」「色を明るくする」r色を濃くする」「色を変える」などの
目的で加熱が行われています。