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アクアマリン Aquamarine 3月の誕生石

■宝石の言葉:沈着・勇敢・聡明
■パワーストーン・守護石
アクアマリンはラテン語のアクア「水」、マリン「海」を意味し、汚れを知らないきれいに澄んだ水色から2000年前のローマ人が命名。古代ローマでは月の神「ディアナ」の石とされ、夜の光を受けること一層、美しく輝くことで、「夜の宝石の女王」と言われています。アクアマリンは癒しの石。精神を鎮め、穏やかな気持ちに導いてくれます。また、怠け心や愚かさを追い払い、意志力を強めるパワーを持っています。
■鉱物名:天然ベリル
■宝石名:アクアマリン(通常、色の改善を目的とした加熱が行われています。

アクアマリンはエメラルドと同じ鉱物種であるベリルです。ほとんどのアクアマリンはわずかなグリーンを帯びた 淡緑青色をしております。このグリーンを除去し、きれいに澄んだ淡青色に改善する目的で加熱が行われています。加熱といっても低温で加熱しており石の耐久性にもまったく影響を与えることはありません。もちろん加熱を行ってもアクアマリンの原石が美しくなる要素を持っていなければ改善されません。アクアマリンはブルー色の濃度が強く、透明度が高くなるほど品質が良いものとされています。アクアマリン自身にブルー色が深くなければ、加熱でグリーン味を除去しても美しいアクアマリンにはなりえません。世界の市場で流通しているほとんどのアクアマリンは加熱が行われていますが、もちろんわずかですが非加熱のものも存在します。
現在の鑑別技術では加熱、非加熱を検証すことは困難であり、国際的にもアクアマリンは加熱、非加熱にかかわらずその石のブルー味の美しさで価値評価が行われています。
濃度の高い高品質アクアマリンがブラジルのサンタマリア鉱山から産出したことから通称「サンタマリア」と呼んでいました。のちに同質のアクアマリンがアフリカのモザンビークで産出し、通商「サンタマリア・アフリカーナ」また、マダガスカルなどからも採れているが、現在は産地に関係なく、良質のアクアマリンを総称で「サンタマリア」と呼んでいる場合があります。
■経年変化・取り扱い
アクアマリンは、長期間の使用においても、経年変化の発生は報告されていません。