- Home>
- ジュエリーができるまで:一点ものジュエリー(手造り)

ジュエリーができるまで―手造り(1点もの)
手造りによるジュエリー製作は一品物を造る時に欠かせない伝統的ジュエリー技法です。キャスティング法でジュエリーを生産する場合にも、金属原型を用いる時はこの手造り法で原型を造ります。
手造り法のジュエリー製作のルーツは江戸時代の「錺」(かざり)の技法にまでさかのぼることができるほど長い歴史を持つ技術です。当時の錺の技術で簪(かんざし)や帯留めなどの和風装身具を造っていました。明治時代以降は洋風装身具を製作するのにこの技術を応用し明治時代後期から大正時代にかけて石留めの技術なども導入され、現代の糸ノコ、ヤスリ、ろう付け、石留めを主体とする手造り法の基盤が完成しました。
地金の精錬からジュエリーの土台造りまで
地金造り(1)

指輪の土台となる地金の加工。 写真では、純プラチナと他素材を合わせ、高温で溶解しプラチナ950を作っています。
地金造り(2)

地金プラチナ950の固まりができました。
地金作り(3)

Pt950の塊に熱を加えながら、トンカチで打ち、中の気泡をつぶし、精錬していきます。刀造りのイメージです。
地金作り(4)

精錬された地金Pt950の完成です。
土台造り(5)

地金をローラーで引き伸ばしていきます。 リングの指当たりを良くする事を考慮して、程よい厚みを持たせ、引き延ばしていきます。
土台造り(6)

引き延ばした状態です。
土台造り(7)

引き延ばした地金を、専門の工具とカナヅチで丸めていきます。
土台造り(8)

形を.整えていきます。リングの内側は、丸みを持たせ着け心地が良くなるようにします。
土台造り(9)

荒削り、ノコでの作業です。デザイン図と照らし合わせながら、作業を進めていきます。
土台造り(10)

地金にケガキで正確な線を付け、削りだしていきます。
土台造り(11)

腕の部分と中石の留まる部分をロー付けします。
土台造り(12)

宝石を止める前段階までの作業完了です。
1958年に創業以来、株式会社田部では、宝飾品の手造り加工のプロフェッショナル職人を育てています。現在では、専属、のれん分け含め職人7名が、ジュエリーの加工に携わっております。
K18イエローゴールド・K18ホワイトゴールド・Pt(プラチナ)900・Pt950などの、ジュエリーの土台となる地金の精錬から加工いたします。
デザインが同じジュエリーでも、造り手(職人)の熟練度、加工に対しての意識の高さの差で、まったく違う商品が出来上がります。
プロとしての意識が高く、手間暇をかけ、身につけた時、また強度を考えたジュエリーと、そうでないものでは、明らかに違います。時間が経てば経つほど、実感するところです。
ジュエリーを身に着けるうえで、一番重要なことは、信頼のおけるお店を知っておくことが大切です。
直接職人を知ることは、なかなかできないことですが、田部のホームページを見て、御来社頂いたお客様には、「もっと早くに知っていれば」「もっと喧伝すれば」とお声をいただく事があります。
オーダージュエリーまたはリフォームジュエリーのデザイン画を2案作成。
お客様のご要望を形にするオリジナルジュエリーを製作します。
作成したデザインを見て「このジュエリーを身に着けたい」という場合のみ料金をお支払いください。料金のお支払いは、完成後。
デザイン作成に関わるキャンセル料や前払い金などは一切ありません。